デザイン留学に興味を持ったけど、どんなスケジュールで準備すればいいの?どれぐらい時間がかかるの?と疑問に思いますよね。
個人の状況や目的によって異なりますが、今回は一般的なスケジュールを紹介します。
この記事のまとめ
- 出願だけでなく、ビザや滞在先の確保など想像以上に時間がかかります。選考は出願から順次行われます。つまり、早い方が有利!とにかく早め早めで準備しましょう。
- ビザ申請、学生寮の募集、奨学金の申請など、早い段階でスケジュールを確認し、間に合わなかったことがないように準備しましょう!
大学卒業後の留学を目指す人のスケジュール
一般的に海外の大学や大学院は9月入学・2月入学になります。(2月入学は、後期学期からの入学で、多くの学生は9月入学となります)
9月入学の場合、第1次出願は前年の9月から11月、第2次出願は1月から3月に行われることが一般的です。
- 4年生 6月準備完了
この時点で、学校選びや推薦者(大学の研究室教授など)からの協力が確定していることが望ましいです。また9月の出願に向けた志望動機書やポートフォリオの内容が作成できていると良いです。
- 4年生 9月出願
・受験登録
・各種出願書類の提出(志望動機書、推薦状、ポートフォリオ、履歴書、成績証明書など)
・オンラインでの面接が設けられている場合は、書類選考通過後に実施されます
・資料は郵送で提出を求められる場合が多いです。余裕を持って準備しましょう。 - 4年生 11月出願締め切り
11月に応募が締め切られます。ただし英語資格成績の提出は2月まで猶予がある場合もあります。
- 4年生 2月合否結果
10月ごろから2月にかけて、合格者は順次決まります。なので早く申請した方が有利です!日本の大学のように一斉に合否が発表されるわけではありません。
- 4年生 3月大学卒業
- 3月~7月渡航準備(主にビザ申請)
ビザ申請は想像以上に時間がかかります。ここでは3月からとしていますが、実際は合格後すぐに準備することをお勧めします。ビザを発行する大使館や領事館は混雑していると1,2ヶ月先まで予約が取れないことがあります。
- 3月〜9月入学準備
・滞在先の確保:大学が提供する学生寮は先着順であることが一般的です。募集開始時期を確認しておく必要があります。またビザ申請時に滞在先の住所が必要となります。
・生活費の手配:現地生活費の用意やクレジットカードの発行、留学先の国や大学の奨学金申請などの準備を行う必要があります。
・健康診断や予防接種
・航空券や生活必需品などの準備
・留学保険の加入 - 9月入学!
入学後も大学での書類提出や、ビザカードの発行、銀行の口座開設など手続きが必要です。
このように、入学の約1年前から留学の手続きを始めていく必要があります。
なので、遅くとも3年生の秋学期ごろには、留学の方法を調査し、大学の選定や留学に必要なスキル(語学やポートフォリオに載せる制作物など)を準備しておく必要があります。
社会人で留学を目指す人のスケジュール
基本的には、上記と同じスケジュールです。ただし、以下の注意が必要です。
- 推薦人の確保
大学卒業から時間が経っている場合は、職場の上司に推薦状を書いてもらうことが一般的です。会社が協力的でない場合や、大学卒業から時間が経っていない場合は、卒業した大学の教授にお願いすることをおすすめします。アカデミックな推薦人からの推薦状の方が評価されます。 - 最終学歴に関する資料の準備
成績証明書などの各種証明書発行を卒業した大学で行う必要があります。大学でどのような方法で発行可能なのか確認しておきましょう。 - 仕事との調整をしながらの準備
ビザ申請など、平日の日中に手続きが必要な場合があります。ビザ発行には予想以上に時間がかかることを忘れず、スケジュール調整をしましょう。
以上、注意点を押さえつつ、留学先での学びや経験を最大限にするために、早め早めの準備をしましょう!また、国や大学によってスケジュールは異なります。必ず、各大学の発表するタイムラインを確認しましょう。