デザイン留学は難しくない!デザイン留学のメリット

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一部の人々はデザイン留学が、「高いデザインスキル・語学力が求められる」「手続きが複雑で難しい」「日本の大学よりもお金がかかる」と思っているかもしれません。

しかし、実際にはレベルや費用に合わせた様々な選択肢があり、留学先やデザイン領域、制度の利用によって、デザイン経験がない人やこれから語学を学ぶ必要がある人、費用に不安がある人にも可能性があります。この記事では、「私でもデザイン留学できるかも」と思ってもらえるデザイン留学の可能性や魅力についてご紹介します。

この記事のまとめ

  • 日本の芸大美大と異なる入学条件。「最低限の英語」と「創作物」さえあれば誰にもチャンスがある!
  • アカデミックな英語を学ぶコースや基礎的なコースを学ぶカリキュラムが組み込まれた「ディプロマ」という学位がある。デザインや英語の学びが足りなくても、進学できる!
  • 留学先によっては、日本よりも安い学費や返済不要の留学生向け助成金が提供される場合も!

デザイン留学が難しくないポイント

デザイン未経験でも留学できる方法

  1. 自分に合ったデザイン領域を選択
    近年、デザイン領域は広がってきています。従来のプロダクトやグラフィックデザインなど意匠的な創作・表現にとどまらず、より広義の視点であるユーザーエクスペリエンス(UX)の重要性が認識され、問題解決や人間中心のアプローチにも関与するデザインの力を利用しようとする動きが広がっています。これにより、異なるバックグラウンドを持つ人々がデザインの知識やスキルを身につけ、新たな視点や創造性をもたらす「より総合的なデザインのアプローチ」が求められています。そのため、多くの大学で「エクスペリデザイン」や「サービスデザイン」、「ビジネスデザイン」といった広義のデザインを学ぶ分野が設立されており、むしろ非デザイン領域からデザインの力を活かしたいと考える学生を期待しています。
  2. プレデザインコースや基礎コースの受講
    一部の海外のデザイン学部では、デザイン未経験の学生向けにプレデザインコースや基礎コースを提供しています。これらのコースでは、デザインの基礎知識やスキルを学ぶためのプログラムや、アカデミックな英語を学ぶプログラムなどがあります。語学学校や専門学校ではなく、「Graduate Diploma(グラデュエート・ディプロマ)」と呼ばれる、「準修士」にあたる学位がきちんと与えられる正規留学方法もあります。
  3. 自己学習とオンラインリソースの活用
    一方で、デザインに関する知識やスキルを自己学習することも重要です。近年は、下記のようなオンラインリソースやチュートリアル動画、デザインコミュニティなど多くの高品質の学習機会があります。基本的なデザインの概念やツールの使い方、デザインプロセスの理解を深めることで、デザイン学部への留学準備を進めることができます。
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  1. 未経験なりのポートフォリオの作成
    デザイン学部に留学する際には、ポートフォリオの提出が求められることがあります。デザイン未経験の場合でも、自分のクリエイティビティを示すためのポートフォリオを作成することができます。例えば、学生の場合は「研究分野として何を観察して、その結果をどのように表現したのか」、社会人なら「現職の中で何を問題と捉えて、どのような解決を行ったか」、もしくは趣味や日々の生活の中で興味を持ったことなど、「創造性を示す方法」は様々です。

英語を学びながら、デザインも学ぶ方法

  1. 語学とデザインを並行して学べるプログラムに進む(正規留学)
    大学卒業者・社会人向けに、大学のプレコースに進むという選択肢があります。前述したような「Graduate Diploma(グラデュエート・ディプロマ)」や、学部への編入などの方法があります。
  2. 日本の大学の間に交換留学をする(交換留学)
    現役大学生やこれから日本の大学に進学する人は、学部生のうちに海外のデザイン系大学へ交換留学することが最も良い方法です。多くの大学は海外の提携校があり、確実に費用を抑えて留学することが可能です。また大学に在籍している間では、トビタテ!留学JAPANという国の留学支援を受けることができます。
  3. デザインを学ぶプログラムが含まれる語学学校に通う(語学学校)
    大学や大学院ではなく、カジュアルに英語とデザインを学びたい人向けの選択肢です。一部の語学学校では専門的なスキルの学べるコースを用意してる学校があります。近年、そうした語学学校提供のコースもレベルアップしており、費用や準備コストを抑えて、まずは海外で生活しながら勉強する環境をつくることができます。

留学の費用を抑える方法

  1. 奨学金や助成金の利用
    多くの国や大学では、留学生向けの奨学金や助成金が提供されています。留学先の大学や政府が提供する奨学金プログラムや外部の団体からの助成金に応募してみましょう。これらの資金は学費や生活費の一部をカバーすることができます。
  2. 留学先の選択
    留学先の国や都市によって生活費や学費が異なる場合があります。一部の国や地域では生活費が比較的低く、学費も手頃な場合があります。予算に合った留学先を選ぶことで費用を抑えることができます。
  3. 住居の選択
    住居費は留学生活の大きな費用の一つです。一人暮らしよりもルームシェアや学生寮などの共有住居を選ぶことで費用を抑えることができます。また、留学先の大学や地域によっては、学生寮や安価な賃貸住宅が利用可能な場合もあります。

デザイン留学のメリット

  1. 日本の芸術大学・美術大学とは異なる入学条件
    デザイン領域が広がってきたといえ、まだまだ日本の芸術・美術大学、工科大に入るためにはデッサンなどの実技試験や、理系科目の試験などが求められます。多くの海外大学では、その学校・学部コースで学ぶ理由(志望動機)が重視され、英語さえできれば誰にも可能性があります。
  2. グローバルな視野を持つことができる
    留学先の国や地域の文化や習慣を学ぶことで、様々な新しいアイデアを得ることができます。留学先では異なる文化や人種と接する機会が多く、それらを学ぶことで多様性を尊重し、グローバルな視野を持つことができます。
  3. 英語力が向上する
    語学はあくまでも留学先のコミュニケーションツールとして、英語を学びに海外に行くのではなく、自身の専門領域を英語を使って学ぶ環境が手に入ります。このような活きた環境の中で、英語力を向上させることができます。
  4. 国際的なキャリア形成ができる
    大学や大学院で正規留学を終えることで、国によっては就学ビザから就業ビザへの切り替えが容易で合ったり、1~3年の卒業後の滞在を認める国もあります。そうした期間の中でインターンシップなどをすることで、海外で実際の仕事経験を積むことができます。

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